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新規感染拡大続けば対策強化、専門家と適切に判断=西村再生相

 西村康稔経済再生相(写真)は24日午前、都内で新型コロナウイルスワクチンの職域接種会場を視察した後の記者会見で、東京など首都圏の新規感染者増加について、感染の拡大が続けば「当然対策の強化が必要」と述べ、「専門家と意見を重ね、適切に判断したい」と述べた。写真は都内で昨年9月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 24日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は24日午前、都内で新型コロナウイルスワクチンの職域接種会場を視察した後の記者会見で、東京など首都圏の新規感染者増加について、感染の拡大が続けば「当然対策の強化が必要」と述べ、「専門家と意見を重ね、適切に判断したい」と述べた。

<10━11月接種終了に変更なし>

東京都の新規感者数が23日に619人と、26日ぶり600人を超えたことに関して「首都圏の感染者数が横ばいから少し増加傾向になっている」とした上で、「緊急事態宣言の解除により人の流れが増え、新規感染者も増えると想定していた」と述べた。

現状は「感染の速いデルタ株(インドで最初に確認された変異株)とワクチン接種のスピード競争」になっていると指摘し、「病床の状況や医療体制の負荷を考えながら、先手先手で対応することを考える必要がある」と語った。当面は、今行われている午後8時までの飲食店の営業時間短縮や酒類提供の制限などを徹底するよう求めた。

新型コロナウイルスワクチンの自治体の大規模接種と企業などの職域接種を巡り、申請が加速して供給できる量を上回る恐れがあるとして、河野太郎行政改革担当相が新規の申請の受け付けを一時停止すると発表したことについては「配送の適正化を図ると聞いており、10━11月に希望する人すべてのワクチン接種を終えることに変更はない」とした。

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