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東芝、経営の混乱長引けば信用力に強い下押し圧力=S&P

 6月28日、S&Pグローバル・レーティングは、東芝の信用力について、経営問題の混乱が長引けば強い下押し圧力がかかるとの見解を示した。写真は2017年2月、川崎市の東芝施設で撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 28日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは28日、東芝の信用力について、経営問題の混乱が長引けば強い下押し圧力がかかるとの見解を示した。東芝の長期発行体格付けはBB+、アウトルックは安定的。

S&Pは、混乱の長期化により、回復途上にある東芝の業績に今後数四半期にわたって悪影響が及べば、信用力に強い下押し圧力がかかると指摘した。一方で、経営戦略の遂行能力に不透明感が強まったとしても、業績への影響が東芝のコントロール可能な範囲内にとどまる場合は、格付けに悪影響を与えない可能性が残るとみている。

綱川智・最高経営責任者(CEO)がステークホルダーとの対話を重視する姿勢を打ち出していることを巡り、東芝の信用力は、これまでにも増してアクティビスト(物言う株主)を含めた株主の動向の影響を大きく受けるとの見方も示した。

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