[東京 2日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は2日の閣議後会見で、三菱電機による不適切な検査が明らかになったことについて「法令違反があれば、関係法令に基づいて適切に対応する」と述べた。
梶山経産相は、6月25日に鉄道向け空調設備、30日にブレーキシステムのコンプレッサーに関する不適切な検査についての報告があったと明らかにした。経産省としては、組織的な関与も含めた全容の解明、安全性の検証など事実関係の究明、適切な顧客対応、問題の経緯や今後の対応についての十分な対外説明、原因の徹底究明、再発防止策の実施を指示したという。
その上で「不適切な検査を長年実施してきたとすれば、日本のモノ作りに対する信頼を大きく傷付けかねない問題で大変遺憾」とし、「今後事実関係の確認や原因究明が着実になされるように三菱電機の対応を注視したい」と述べた。
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