[上海 2日 ロイター] - 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数 3,518.7595 - 70.0221 - 1.95 3,569.891 3,569.8919 3,514.3386 9 前営業日終値 3,588.7816 CSI300指数<.C 5,081.117 - 148.547 - 2.84 5,186.661 5,186.661 5,074.362 SI300> 前営業日終値 5,229.664 中国株式市場は下落。経済成長を巡る懸念から幅広い銘柄が売られ、優良株指数は約 4カ月ぶりの大幅な下げとなった。 上海総合指数終値は70.0221ポイント(1.95%)安の3518. 7595。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 終値は148.547ポイント(2.84%)安の5081.117。 両指数とも3月初め以降で最大の下落率となった。 モルガン・スタンレーはノートで「決算シーズンを前に利益回復に不透明感が広がり 、マクロの成長に鈍化の兆しが出ていることから、市場はまだ強気に転じるのでなく、よ り明確なサインを探している状態だ」と述べた。 モルガン・スタンレーは、4─6月に見られた幅広いマクロ面の低迷を理由に中国の 第2・四半期経済成長率見通しを引き下げた。 今週発表された中国の購買担当者景気指数(PMI)は製造業、非製造業ともさえな い内容だった。 モルガン・スタンレーは、航空機やデリバリーの利用、自動車販売などが示すように 、新型コロナウイルス感染再拡大で消費が低迷し、コロナ前の伸びを下回っていると指摘 した。 ただ、米運用会社バンガードは2日、中国当局がさらに政策を緩和する可能性は低い との見方を示した。 ステート・ストリート・グローバル・マーケッツは、アジアでは6月に投資センチメ ントが急激に悪化したと指摘し、中国の引き締め懸念の高まりや、新型コロナ変異株「デ ルタ株」の影響を巡り強まる不透明感を挙げた。 この日は、消費関連、ヘルスケア、証券株の下げが目立ち、不動産株も 販売鈍化や融資条件厳格化を背景に売られた。 ムーディーズのシニアアナリストは「与信引き締まりや投資心理が低迷する中、オン ショア、オフショアの資本市場は不安定な状態が続く」と予想した。 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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