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上海外為市場=人民元は小幅上昇、基準値は予想以上の元安水準

[上海 7日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで小幅上昇している。この日は中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を市場予想よりも元安の水準に設定したが、銀行間市場の流動性がタイト化したため、元は下げていない。

投資家は米連邦準備理事会(FRB)の量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始時期を見極めようと7日公表の議事要旨に注目しており、値動きは限定されている。

人民銀はこの日の元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.4762元に設定。これは前営業日基準値(6.4613元)より149ポイント(0.23%)元安の水準で、ロイターが試算した市場予想の6.4708元より54ポイント元安の水準だった。

一部の市場参加者は、基準値が予想以上に元安に設定されたことについて、当局が元高を警戒している兆候だと受け止めている。

国内スポット市場の人民元は6.4778元で始まり、中盤時点で6.4716元と、前営業日終値より72ポイント元高の水準。

基準値が元安方向に設定されたにもかかわらず、銀行間市場にタイト化の兆しが見られることが元相場を支援したとトレーダーは指摘する。

OCBC銀行のストラテジストは、オンショア市場の流動性は短期的にタイト化している可能性があると指摘。地方債の発行増加も流動性を低下させる可能性があるとした。

リフィニティブのデータによると、7日の取引で、中国と米国の10年債利回りのスプレッドが176ベーシスポイントと、3月3日以来の水準に拡大した。

利回り差の拡大は通常、資金流入につながり、元の支援材料となるが、FRBが6月の政策会合で予想外にタカ派に転じて以来、元は対ドルで狭いレンジ内で推移している。

MUFG銀行の金融市場チーフアナリスト、マルコ・サン氏は、こうした元相場の動向について、人民銀が金融政策を調整するとの判断材料になり得るシグナルを市場が待っていることを意味すると分析。同氏は、短期的に元が1ドル=6.45─6.48元のレンジで推移すると予想した。

中盤のオフショア人民元は6.4735元。

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