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[東京 24日 ロイター] - auじぶん銀行・マークイットが24日に発表した3月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.2となり、前月の52.7から上昇した。サービス業PMIは48.7と、3カ月連続で50を下回った。
製造業PMIは、景気の分かれ目である50を14カ月連続で超えた。新規受注は6カ月連続、生産は2カ月ぶりに50を超えたが、半導体不足などサプライチェーン(供給網)の混乱の悪影響も指摘されている。エネルギー、原油、半導体の価格高騰などの影響で購買価格は74.5と、2008年8月以来の高水準となった。
サービス業PMIは50割れが続いたものの、新型コロナウイルス感染症の制限措置の緩和などがあり、前月の44.2からは持ち直した。
調査を委託されているIHSマークイットのエコノミストは、ウクライナ情勢による影響が懸念され、今後1年の事業活動の見通しについては企業の楽観的な見方が弱まったと指摘した。
(杉山健太郎)
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