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コアCPI、4月は+2.1%で7年ぶりの伸び 携帯料金の下押し剥落

 総務省が5月20日に発表した4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は101.4と、前年同月比2.1%上昇した。千葉市のスーパーで2020年5月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 20日 ロイター] - 総務省が20日に発表した4月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は101.4と、前年同月比2.1%上昇した。携帯電話通信料の大幅値下げに伴う下押し圧力が剥落し伸び率は前月の0.8%から急拡大、2015年3月以来の大きさとなった。生鮮食品を除く食料も押し上げにつながった。日銀が政策目標とする総合指数も2.5%上昇と、目標の2%を超えた。

ロイターがまとめたコアCPIの民間予測は前年同月比2.1%上昇だった。コアCPIの伸びが2%を超えたのは、消費増税の影響を除けば08年9月以来。

携帯電話の通信料は22.5%下落。大幅値下げの影響の大部分が剥落し、下げ幅は前月の52.7%の半分以下になった。携帯電話通信料が総合指数の上昇幅を1.04ポイント拡大させた。

生鮮食品を除く食料は2.6%上昇と、前月の2.0%上昇を上回り15年3月以来の伸びとなった。原料高や円安で外食のハンバーガーが6.7%上昇したほか、コーヒー飲料や中華麺も値上がりした。176品目中、127品目が上昇、上昇品目は3月の112品目を上回った。総務省の担当者は「幅広く値上がりが起きている」としている。

半面で、原油高騰で歴史的な伸び率を記録してきたエネルギー価格は伸びが一服した。エネルギー価格は19.1%上昇と前月の20.8%上昇から伸びが縮小。政府の補助金の効果で、ガソリンは15.7%上昇で前月の19.4%上昇から伸びが鈍化した。

電気代も21.0%上昇と、前月の21.6%上昇を下回った。総務省の担当者は、電力料金の上限に達した電力会社が10社中5社あるため「今までと同じように上がるかと言えば一概には言えない」と指摘した。

4月の総合指数は前年同月比2.5%上昇と、前月の1.2%上昇から伸び率が大幅に拡大して14年10月以来の伸びとなった。北海道の天候不順でたまねぎが98.2%上昇するなど生鮮食品が押し上げた。

生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)は0.8%上昇し、20年1月以来の上昇率となった。

(和田崇彦 グラフ作成・編集:宮崎亜巳、田中志保)

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