July 31, 2013 / 6:45 AM / 7 years ago

UPDATE 2-NEC 、スマホ撤退し携帯事業縮小 日本勢の苦境鮮明に

(詳細を追加しました)

[東京 31日 ロイター] - NEC は31日、販売が低迷するスマートフォン(多機能携帯電話)の新規開発を中止し、携帯電話事業を縮小すると発表した。米アップル や韓国サムスン電子 の端末に押された日本勢の苦境が、あたらめて浮き彫りになった。

関係者によると、NECは中国レノボ・グループ との事業統合を模索したが、出資比率などで合意に至らなかった。今後は従来型の携帯電話に特化する。業績への影響は上期中に見極める。

会見した川島勇CFO(最高財務責任者)は、他社との提携を模索したものの「(同社にとって)中期的に見ていちばんよい選択をした」と語った。従来型携帯電話はスマホに比べて開発費が安く、事業構造が軽くなるという。川島CFOは、数十万台の販売で収益を見込めるようになるとした。

携帯電話事業の縮小に伴い、社会インフラ事業などに経営資源を振り向ける。900人いた人員のうち、300人はすでに配置転換を実施。最終的には150人程度が携帯事業に残る見込みだという。

NECの携帯事業は、同社が約7割出資する子会社のNECカシオモバイルコミュニケーションズ(神奈川県川崎市)が手掛けている。スマホでの出遅れが響き、業績が低迷していた。今年の夏商戦で主要納入先のNTTドコモ が、ソニーとサムスン電子の端末を集中的に販売したことも響いた。4─6月期の営業損益は前年から30億円程度悪化し、約90億円の赤字だった。

携帯電話市場はアップルやサムスンのスマホ端末が世界的に売れており、国内でもソニー を除き日本勢は劣勢に立たされている。30日に決算を発表した富士通 は4―6月期の携帯電話事業が前年同期比30%の減収で、「3桁の赤字」(富士通の加藤和彦専務)だった。

川島CFOは「スマホ事業は取り組みが遅れた。それに続いて魅力ある商品の開発ができなかった」と語った。スマホの保守、タブレット事業は今後も継続する。

NECカシオはカシオ計算機 が20%、日立製作所 も9.26%を出資し、NECが事業責任を持つ。赤字が続き、約600億円の債務超過に陥っていた。債務超過はすでに引き当てなど対応が済んでおり、新たに損失が発生することはないという。その他の損失見込みについては、上期中に見極める。

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