[2日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル) 終値 15658.36(+30.34) 始値 15627.56 高値 15658.43 安値 15558.68 前営業日終値 15628.02(+128.48) ダウ輸送株20種 6651.69 (‐18.37) ダウ公共株15種 508.47 (‐0.59) NYSE出来高概算 6.81億株 値上がり(銘柄) 1512 値下がり(銘柄) 1460 変わらず 115 S&P総合500種 終値 1709.67(+2.80) 始値 1706.10 高値 1709.67 安値 1700.68 ナスダック総合 終値 3689.59(+13.84) 始値 3671.11 高値 3689.59 安値 3663.88 フィラデルフィア半導体株指数 483.38 (‐3.22) シカゴ日経平均先物9月限(ドル建て) 清算値 14355 (‐125) シカゴ日経平均先物9月限(円建て) 清算値 14320 (‐160) 続伸し、ダウとS&P総合500種終値が2日連続で過去最高値を更新した。米雇用 統計で非農業部門雇用者数の増加幅が予想を下回ったにもかかわらず、底固い値動きを見 せた。 主要指数はほぼ終日横ばいで推移した後、終盤に上値を伸ばした。ダウとS&P総合5 00種は前日に続いて取引時間中の最高値も更新した。 DAデービッドソンの首席マーケットストラテジスト、フレッド・ディクソン氏は、 終盤に上伸したことについて「週末を前にショートポジションを避ける動きが出たことが 一因」との見方を示した。 7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比16万2000人増と予想の18万 4000人増に届かなかった一方で、失業率が7.4%と前月から0.2%ポイント低下 し、2008年12月以来の低水準となった。強弱まちまちの結果となったことで、米連 邦準備理事会(FRB)が緩和縮小についてより慎重に見極めようとする可能性が出てき た。 ノーススター・インベストメント・マネジメントのエリック・クビー最高投資責任者 (CIO)は雇用統計について、明らかに期待外れだったものの、雇用状況は改善したと の認識がかなり根付いており、同統計は以前のように株価を押し下げることはない可能性 があるとの見方を示した。 S&P総合500種は10セクターのうち7セクターが上昇した。嗜好品株<.SPLRCD >は0.7%高となった。 リンクトイン は10.6%高と大幅上昇。前日発表した第2・四半期決算は 、加入者が急増し予想を上回る増収となった。 デル は5.6%高。同社の特別委員会が2日声明を発表し、創業者のマイケ ル・デル氏とプライベートエクイティ企業シルバー・レイク・パートナーズが、250億 ドル規模の新たなマネジメントバイアウト(MBO)案でデル側と合意したことを明らか にした。 シェブロン は1.2%安。第2・四半期決算が予想以上の減益となった。 タイム・ワーナー・ケーブル も0.5%安。コックス・コミュニケーション ズ が、同業のチャーター・コミュニケーションズ と合併に関する協議 を行ったとの報道が重しとなった。 チャーター・コミュニケーションズは4.7%上昇した。 トムソン・ロイターのデータによると、S&P総合500種採用企業で決算を発表し た391社のうち、利益が市場予想を上回ったのは67.8%で、過去4四半期の平均に 並んでいる。売上高が予想を上回ったのは約55%で過去4四半期の平均を上回っている 。 ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約56 億8000万株で、年初来の1日平均の約64億株を下回った。 騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所が約15対14。ナスダックは約11対1 3となった。