[ワシントン 7日 ロイター] - 米民主党のホイヤー下院院内幹事は7日、政府機関の再開や債務上限引き上げに向けて民主党として交渉に応じる意向があったとしても、共和党の態度が一貫していないことからどこを基点に協議を始めればよいか分からないとの立場を示した。
ロイターとのインタビューで語った。
院内幹事は、共和党保守系議員の多くが医療保険改革法(オバマケア)の縮小を要求しているのに対し、ベイナー下院議長はオバマ大統領が歳出削減について交渉に応じない限り債務上限の引き上げでの合意はないとしており、党として何を望んでいるのかはっきりしないと指摘。
「あまりに激しい矛盾であり、共和党が何を望み、何を受け入れる用意があるのか理解することは困難だ」とし、共和党が作り出したこの状況から抜け出す方法を見いだすのは難しいと語った。
そのうえで、政府機関が再開され、デフォルト(債務不履行)の脅威が取り除かれれば、歳出をめぐる与野党の見解の相違を埋める協議を喜んで開始すると言明した。
院内幹事はまた、オバマケアの変更は受け入れないとの立場を民主党は明確にしているものの、共和党内ではこれを信じていない議員も多いと指摘。債務上限引き上げの条件としての歳出削減や税改正に関しては、共和党から具体的な要求はいっさい出ていないとし、「民主党としてどう譲歩できるのか分かりかねる」と語った。
さらに、政府機関の再開に向けた付帯条件なしの予算案を可決する票が下院にはあると主張する一方、無条件で債務上限を引き上げる法案に共和党議員から十分な賛成票が集まるかは不透明だと述べた。
ベイナー下院議長は6日、何らかの条件が付与されない限り、債務上限を引き上げる法案を通過させるのに十分な票は下院にないとの見方を示している。
ホイヤー院内幹事はこれについて、予算案と債務上限引き上げ法案を採決にかけ試すべきだと指摘、「票がないことを国民に証明すべきだ」と訴えた。