Reuters logo
ポルトガル銀BES、赤字計上で増資必要に 新経営陣が不正指摘
2014年7月31日 / 03:17 / 3年前

ポルトガル銀BES、赤字計上で増資必要に 新経営陣が不正指摘

[ロンドン/リスボン 30日 ロイター] - ポルトガルの大手行バンコ・エスピリト・サント(BES) は30日、上期決算で36億ユーロ(48億ドル)の赤字を計上したと発表、直ちに増資の手続きを進める方針を示した。

新経営陣は、同行で不正行為が行われていた可能性があると指摘しており、今後、調査を進める方針。

これを受け、ポルトガル中銀は、BESのリスク管理、コンプライアンス管理、監査担当社員の職務を停止したと表明。「有害な経営」が赤字計上につながった疑いがあるとの認識を示した。

BESは、創業家の持ち株会社の資金繰りが悪化したことを受けて創業家向けの融資に対する懸念が浮上しており、今月14日に新経営陣が指名された。

<新経営陣、不正行為の疑いを指摘>

新経営陣によると、BESでは今年6月に適切な審査を経ず1億2000万ユーロが創業家の企業に融資されていた。また、創業家持ち株会社の債権者に有利な内容の文書が2通見つかり、上期決算で8億5600万ユーロの引当金計上を迫られた。

エスピリト・サント・グループ向けの投融資に関連した引当金は総額21億ユーロ。BESの自己資本比率は6月末時点で5%となり、規制当局が定める最低基準の7%を下回った。

同行は速やかに増資を実施する方針を表明した。

中銀は、BESが市場を通じて早期に増資を実施することが望ましいとしながらも、公的資金による資本再編という予備手段も残されており、同行の財務の健全性は維持できると表明。「BESが今後も業務を続け、預金者の権利を完全に保護できる必要条件はすべてそろっている」としている。

中銀は、BESの筆頭株主であるエスピリト・サント・フィナンシャル・グループ(ESFG)に対し、議決権の行使を中止するよう指示。BESの株主が新たな社内監査担当者を選任するまで、会計事務所のPWCを監査委員会のトップとすることを決めた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below