October 30, 2014 / 1:47 PM / 5 years ago

UPDATE 2-米GDP、第3四半期速報値は3.5%増 貿易赤字縮小・国防支出急増

* 第3・四半期の米GDP速報値は前期比3.5%増、予想の3.0%上回る

* 貿易赤字縮小、国防支出増が押し上げ

* 企業投資と消費支出は鈍化、在庫も重し (内容を追加しました)

[ワシントン 30日 ロイター] - 米商務省が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整後の年率換算で前期比3.5%増と、市場予想の3.0%増を上回った。貿易赤字が縮小したほか、国防支出が急増した。

経済成長率は、第2・四半期確報値の4.6%増から減速したものの、3.5%以上となったのは過去5四半期中、4四半期目となった。

ただ、その他の内容を詳細に見れば、経済活動の勢いが幾分失われたことも示す。

企業投資や住宅、消費支出はいずれも第3・四半期の成長に寄与したが、前四半期より伸びは鈍化した。

TD証券(ニューヨーク)の副首席エコノミスト、ミラン・ムルレーン氏は、「広範にわたり伸びが見られ、米経済に基調的な勢いがあることが示された」と指摘。ただ、「住宅と消費支出に陰りが見え始めていることで、第4・四半期の成長率はさらに鈍化すると予想している」と述べた。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏も、「消費支出の伸びは予想を大幅に下回った。輸入の減少が(貿易赤字縮小につながり)押し上げ要因となったものの、第3・四半期は内需がこれまでより軟調だったことが示された」と指摘。

ただ、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の内容や、ドル相場が上向いていることを踏まえると、市場では今回のGDP統計の中身はあまり注目されず、米経済は着実に成長しているとの見方が継続するとの見方を示した。

貿易赤字縮小の背景には、輸入の急減がある。減少率は2012年第4・四半期以来の大きさとなった。原油輸入の減少が主因だ。

経済成長への貿易の寄与度は1.32%ポイント。ドル高やユーロ圏・中国経済の減速は、米輸出増の阻害要因だが、影響は限定的との見方が広がる。

政府支出も押し上げ要因だった。国防支出は2009年第2・四半期以来の大幅増となった。

一方、在庫がGDPを0.57%ポイント押し下げた。

企業投資の伸びが鈍化した。機器支出は7.2%の伸びにとどまった。市場予想は、2四半期連続で2桁の伸びを見込んでいた。

構築物や知的財産などへの企業支出も鈍化した。

消費支出は1.8%増に減速したが、GDPの伸びに1.22%ポイント引き続き寄与した。

個人消費支出(PCE)価格指数は1.2%上昇、食品・エネルギーを除くコアPCE価格指数は1.4%上昇となり、ともに前四半期の2.3%と2.0%から大きく鈍化。消費支出の伸びが鈍化したことでインフレ圧力が抑制された。

ガソリン価格の下落や、雇用の伸び拡大で賃金が上昇するとみられ、第4・四半期の消費支出に追い風となりそうだ。

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