November 7, 2014 / 6:42 AM / 4 years ago

UPDATE 1-鹿児島県が川内原発再稼働に同意、最後の関門は地裁判断に

(知事の同意表明を受け、見出し・リードを変え、内容を加えました。)

[東京 7日 ロイター] - 鹿児島県議会と同県の伊藤祐一郎知事は7日、九州電力 川内原発の再稼働に同意した。実際の再稼働は、原子力規制委員会による一部審査が残っているため年明けになる公算だ。ただ、周辺住民らが再稼働差し止めの仮処分を申請しており、年内か年明けとみられる鹿児島地裁の判断が事実上、最後の関門となりそうだ。

同日開催の本会議で再稼働を求める陳情を賛成多数(賛成38、反対9)で採択。その後、伊藤知事が記者会見して再稼働への同意を正式表明した。

東京電力 福島第1原発事故を契機に昨年7月に制定された新規制基準による審査を行ってきた原子力規制委員会が今年9月、川内原発を初の適合施設とする許可を出した。これを受けて立地自治体の薩摩川内市議会と同市の岩切秀雄市長が10月28日、再稼働に同意した。

避難計画の策定義務がある同原発から30キロ圏内の姶良市の市議会が再稼働に反対決議したほか、薩摩川内市と隣接するいちき串木野市議会と30キロ圏内の日置市議会がそれぞれ、再稼働への同意対象に含めるよう求めていた。

ところが、伊藤知事は同意対象を県と薩摩川内市の議会、知事と薩摩川内市長の4者に限るとの従来からの姿勢を崩さなかった。宮沢洋一経済産業相は、地元同意の範囲について「鹿児島県でどう考えるかが一番」(10月21日の会見)とし、政府として関与しない考えを強調。結局、この日の県議会と知事の決定によって「地元同意」が成立した格好だ。

川内原発については、規制委による機器類の詳細や運転管理体制の確認に関する審査が残っており、実際に原子炉を起動させることができるのは年明け以降となる見込みだ。

<年明けにも仮処分の地裁判断>

ただ、再稼働に向けてもう一つ関門が、原発の周辺住民ら23人が今年5月末、九電を相手に川内原発の運転差し止めを求める仮処分を鹿児島地裁に申請していることだ。

住民らは、川内原発で想定する最大の揺れ(基準地震動)が過小評価されており、実効性ある避難計画が策定されていないなどと主張し、再稼働に反対している。

関係者によると年内か年明けには地裁の判断が出る見通し。裁判所の判断によっては、規制委の審査が終了した時点でも再稼働できない可能性が残っている。

浜田健太郎

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