[東京 2日 ロイター] -
<08:29> ドル113円前半、FOMC声明から利上げ時期のヒント得られず
ドルは113.30円付近。
前日海外時間に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、市場の予想通り政策金利が据え置かれた。会合後の声明文では経済に対する信頼感は高まりつつあるとしつつ、今後の金利動向をめぐっては明確に触れなかった。市場では「3月利上げのヒントを期待していた一部の参加者から失望売りが出た」(外為アナリスト)とみられ、ドルは一時112.84円まで下落した。
FOMCの結果発表前のドルは、米国の良好な経済指標や米金利上昇などを背景に113.95円まで上昇した場面があった。「米経済のファンダメンタルズの堅調さは確認されたが、トランプ政権への警戒もありいまいち波に乗り切れない」(同)という。
<07:53> ドル112.70─114.40円の見通し、トランプ発言の影響残る
ドル/円113.28円付近、ユーロ/ドルは1.0765ドル付近、ユーロ/円は121.90円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が112.70―114.40円、ユーロ/ドルが1.0700─1.0820ドル、ユーロ/円が121.30―122.60円とみられている。
東京時間のドルは113円前半を中心にもみ合いそうだ。112円台は国内輸入企業や機関投資家などの押し目買いが出て、底堅く推移するとみられる。一方、トランプ米大統領の円安誘導批判が意識されるため、上値も「積極的に追いづらい」(外為アナリスト)という。
きょうはイングランド銀行(英中銀)の政策金利発表、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演、米新規失業保険申請件数の発表などがある。
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