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[16日 ロイター] - 米ホームセンター最大手ホーム・デポが発表した第1・四半期(4月30日まで)決算は、利益と売上高が市場予想を上回った。住宅市場が好調な中、客足と店舗での平均支出額の増加が寄与した。
既存店売上高は5.5%増と、調査会社コンセンサス・メトリックスがまとめたアナリスト予想(3.9%増)を上回った。
米国の既存店売上高は6%増だった。
純利益は20億1000万ドル(1株当たり1.67ドル)で、前年同期の18億ドル(同1.44ドル)から12%増加した。
純売上高は5%増の238億9000万ドル。
トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリストの予想平均は1株利益が1.62ドル、売上高が237億6000万ドルだった。
価格が900ドルを上回る高額商品の販売が15.8%増えた。こうした高額商品は売り上げ全体の約5分の1を占めている。
顧客取引数は1.6%の増加。買い物1件当たりの支出額は約2ドル増え、62.39ドルだった。
キャロル・トーメイ最高財務責任者(CFO)は電話会議で「米国の経済成長に関する見通しには濃淡があるが、住宅分野は成長が続いており、5月の販売も現在のところ極めて好調だ」と強調した。
ホーム・デポは自社株買い戻し計画を理由に、通期(2018年1月まで)の1株利益見通しを7.13ドルから7.15ドルに引き上げた。
同社株のこの日の終値は0.6%高。朝方には過去最高値を更新する場面もあった。
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