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再送-為替こうみる:上昇しない米長期金利、ユーロは堅調な展開=三菱UFJMS証 服部氏
2017年5月24日 / 02:22 / 6ヶ月後

再送-為替こうみる:上昇しない米長期金利、ユーロは堅調な展開=三菱UFJMS証 服部氏

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[東京 24日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 服部隆夫氏>

ドルが上昇しない背景には、トランプ大統領によるロシアゲート問題など政治的な混乱もあるが、端的に言えば、米長期金利が期待したほど上昇しないことがあるとみている。

  米長期金利が思ったほど上がらない要因として、まず、構造面の問題が考えられる。

日本と欧州が非伝統的金融緩和により、短期金利を究極的な低水準に抑える中で、相対的に金利の高い米国債券に投資家マネーが流入しやすいため、米長期金利が抑えられる構造が成り立っている。

ただし、欧州中央銀行(ECB)が来年にも国債の買入を段階的に減らすテーパリングを実施しようとする中で、欧州投資家のマネーの対米流入は今後、抑制される可能性がある。他方、国内運用難に直面する日本の投資家の米債購入は続く公算が大きく、米長期金利上昇の抑制要因となるだろう。

さらに、米債券市場がリセッションを先取りしている可能性も考えられる。

米国の景気は回復しているとはいえ、先の金融危機後のリセッションの傷は深く、物価が上がりにくい環境が続いている。

米労働市場では、失業率(U―3)が4.4%と自然失業率を下回り、危機前のボトムとなる水準まで低下し、完全雇用に達したか、完全雇用に限りなく近い状況となっている。雇用の増加ペースは15―20万人と、人口の伸びからみた6―10万人増を上回るペースだ。

しかし、人口の伸びを超える雇用増が、いずれ限界に達する可能性は高く、市場参加者は一気に限界に到達するリスクを警戒しているのかもしれない。

  金融政策の方向性から考えれば、主要3通貨のうち、ドルが最も強く、ユーロが次で、円が最も弱いという序列が基本的な見通しだ。

ただ、早ければ年内にもECBがテーパリングを開始するとの期待感があるなかで、米長期金利がこのまま上昇しないのであれば、ユーロの堅調な展開が予想される。

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