[ローマ 27日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバル・レーティングは27日、イタリアのソブリン信用格付けを「BBBマイナス」から「BBB」に引き上げた。格付け見通しは「安定的」を維持。経済成長見通しの改善、投資拡大、雇用の安定的な増加が格上げの理由としている。
S&Pは「投資拡大、安定的な雇用の増加、拡張的な金融政策に支援され、経済成長見通しが改善したことで格付けを引き上げた」と指摘。銀行部門が経済見通しに及ぼすリスクが低減したことも格上げに反映されているとした。
S&Pは1988年以降、当時「AAプラス」としていた水準から定期的にイタリアの格付けを引き下げ、2014年12月以降は「BBBマイナス」としていた。
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