(レートを更新しました) [ニューヨーク 8日 ロイター] - 30年債(指標銘柄 17時05分 92*21.50 3.1301% ) 前営業日終値 92*29.50 3.1160% 10年債(指標銘柄 17時05分 99*10.50 2.8276% ) 前営業日終値 99*09.38 2.8320% 5年債(指標銘柄) 17時05分 99*06.75 2.5448% 前営業日終値 99*04.00 2.5630% 2年債(指標銘柄) 17時02分 99*25.25 2.1095% 前営業日終値 99*23.75 2.1340% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3月 144*03.00 144*20.00 限 Tノート先物3月 120*28.50 121*00.00 限 米金融・債券市場では、不安定な動きとなるなか国債利回りが上昇した。株価の値動 きや英中銀のタカ派的な見通しなどが相場に影響した。 債券利回りの上昇はこのところの株安の要因の一端となっているほか、株式のボラテ ィリティーの増大は比較的安全とみられる米国債への資金流入を促しているが、BMOキ ャピタル・マーケッツの米金利戦略部部長、イアン・リンゲン氏は、債券と株式に循環的 な相互作用がみられると指摘。「金利が上昇すると株安になり、株安になると金利が低下 する。そのようにして金利の上昇がどの時点で経済成長の鈍化に波及するのか見極めよう としている」と述べた。 インフレ率など経済指標の改善に伴い、投資家は経済成長予想の上方修正に動いてい る。こうしたなか連邦準備理事会(FRB)は当初の見方よりも速いペースで利上げに向 かう可能性がある。 世界経済の見通し好転は海外の債券市場にも圧迫材料となっている。英中銀は8日、 世界経済の回復を背景に、国内の経済成長見通しを引き上げた上で、当初の見立てよりも 早期かつ一段の利上げがおそらく必要になるとの認識を示した。 FTNフィナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は「経済成長が現在 の能力を超えて加速する可能性を巡り、主要中銀が気をもんでいることがあらためて裏付 けられた」と述べた。 指標10年債利回りは一時2.884%と、5日につけた4年ぶり高水 準の2.885%に迫った。その後は2.853%で推移。 午後行われた30年債160億ドルの入札は、最高落札利回りが3.121%と、1 1カ月ぶりの高水準となった。応札倍率は2.26倍と、昨年11月以来の低水準。ただ 市場では、株安のなか入札前に国債価格が上昇していたことを踏まえると、それほど悪い 結果ではないとの声が聞かれた。 <ドル・スワップ・スプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 23.25 (+1.25) U.S. 3-year dollar swap spread 17.75 (+0.75) U.S. 5-year dollar swap spread 9.25 (+0.25) U.S. 10-year dollar swap spread 2.00 (+0.50) U.S. 30-year dollar swap spread -17.25 (-1.50) (い)