[ロンドン 20日 ロイター] - 4月に英金融行動監視機構(FCA)の長官に就任するチャールズ・ランデル氏は20日、財務特別委員会で、英政府は欧州連合(EU)離脱後に市場の安定性と世界的な金融センターとしてのロンドンの競争力維持とを天秤に掛けることを規制当局に強いるべきではないとの見方を示した。
ランデル氏はFCAの前身機関が市場の安定性と競争力維持とのバランスを取るよう強いられたことで結果的に消滅したとし「同じ過ちを繰り返してはならない」と指摘。市場が適切に規制され、安全であり続ければ、競争力のある金融センターは後からついてくると述べた。
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