July 12, 2018 / 2:12 AM / 5 days ago

再送-為替こうみる:インフレ加速のない米物価上昇で一段のドル高余地も=三菱UFJMS証 服部氏

(検索コードを修正しました)

[東京 12日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 服部隆夫氏>

足元のドル高の要因の一つに、前日公表された6月の米卸売物価指数(PPI)が好調だったことがある。

米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)価格指数も2%台に乗せており、このまま2%台を踏みしめて上がるのか、それとも年後半に下押し圧力にさらされるか見方が分かれている。

しかし少なくとも最近のインフレ指標をみる限り、米国では緩やかな物価上昇圧力が継続する蓋然性が高いと考えている。

6月の失業率は4.0%と前月の3.8%を上回ったが、これは雇用環境の改善で新たに労働市場に参入した人が増えた結果で、良い失業率の上昇だ。賃金上昇率が鈍いことも再確認され、雇用統計ではインフレを加速させる兆候がみられなかった。

以上から、米国経済は良好な雇用環境を保ちながら、インフレが加速せずに経済成長を成し遂げる余地があるとみている。

FRBは3カ月に一度のペースで段階的な利上げを継続するが、利上げのペースを加速させることはないだろう。

ドル/円相場については、実質金利差からみて115円程度が適正と計算できる。

それでもドルが112円台にあるのは、トランプ政策に対する不透明感の延長線に円高リスクが強く意識されているためだろう。

ただ、大方の実需筋はこの円高リスクに備えて為替リスクのヘッジを済ませていると考えられ、実需筋によるヘッジのための新たなドル売り/円買いニーズは限定的とみられる。また、ドル高が進行すれば為替ヘッジが部分的に巻き戻され、円安圧力が醸成される可能性もある。

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