October 1, 2018 / 1:13 AM / 22 days ago

再送-為替こうみる:円安の主因は原油高と投機、擬似的リスクオンの後退も=SMBC日興 野地氏

(検索コードを修正して再送します。)

[東京 1日 ロイター] -

<SMBC日興証券 為替外債ストラテジスト 野地慎氏>

ドルは1日に113.85円と約11カ月ぶり高値をつけた。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したシカゴIMM非商業部門主要6通貨先物のポジション(9月25日集計分)によると、投機筋の円先物は過去1週間で2万0964枚売り越され、円のネットショートは8万4719枚に拡大した。

また、同日発表されたNYMEX原油先物のマネージドマネー・ネットポジションは33万3641枚のネットロングとなり、原油先物価格が1バレル=69.85ドルから72.28ドルに上昇する過程で、6884枚が買い越された格好となる。

原油高は米国債のBEI(Break-Even-Inflation rate=債券市場が織り込む期待インフレ率)の上昇にもつながるため、原油買い、米国債ショート、ドル/円ロング、日本株ロングはひとつのストーリーを持ったポジションということになる。実際、28日の市場でも原油と米国債、ドル/円が同じタイミングで大きく動くような展開が見られていた。

しかし、こうした現象は9月末の低流動性相場で実現したものであり、今月以降、やや時間が経過すれば、これらが巻き戻される可能性もあるとみている。なぜなら、足元ではリスク許容度が高まりやすい環境ではないからだ。

28日にはイタリア国債利回りが急騰したほか、英国周辺ではブレグジット(EU離脱)交渉に暗雲が立ち込めたままでもある。

一方、トランプ大統領が中国が中間選挙に関与しているというストーリーを創作したことからみても、選挙情勢の旗色がさらに悪くなれば、追加の関税賦課があり得ると考えられる。

「トランプリスク」を拠り所とする原油価格のさらなる上昇はリスクではあるが、足元の動きが総じて「擬似的なリスクオン」の下で生じていることを考えれば、リスクオフからポジションの巻き戻し、結果的に原油価格も下落する公算が大きいとみている。

クロス円やドル/円の114―115円に向けての戻り売り姿勢は継続でよいだろう。

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