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[東京 13日 ロイター] -
<しんきんアセットマネジメント投信 運用部長 藤原直樹氏>
日本株は10月下旬に付けた安値で十分調整しており、そこを下回るとはみていない。前日の米国株の下落の要因は、アップルをはじめ個別銘柄の話ばかりだった。アップルも、景気が悪くなったから製品の需要が落ちているという話ではない。消費者のニーズと、機種とのマッチングの問題だろう。
一方、為替の反応は限定的だ。REITも需給が改善し、直近では上昇基調にある。これらをみるとリスクオフではない。
金利上昇局面ではグロース株からバリュー株に資金がシフトする過去の流れがある。その過渡期の中で(マレーシア政府による手数料返還報道で前日にゴールドマン・サックスの株価が下落し)、米国の銀行株が売られたことは不幸な展開だった。
ただ日本株に関して海外投資家は先物を大きく売り越しており、買い戻すしかないところに差し掛かっている。このほかの投資家は押し目待ちのスタンスだ。振れが大きい間はどうしても買いの手が入りにくいが、相場が落ち着けば押し目買いが入り、先物が買い戻されるパターンとなるだろう。