May 28, 2019 / 9:53 AM / a month ago

UPDATE 1-上海短期金融市場=人民元金利上昇、内蒙古地銀の接収で

(情報を追加します)

[上海 28日 ロイター] - 28日の上海短期金融市場の人民元金利は上昇した。中国金融当局が内モンゴル自治区の包商銀行を接収したことを受けて、警戒感が根強い。

中国金融当局は24日、深刻な信用リスクがあるため包商銀行を接収すると発表。その後、中国人民銀行(中央銀行)は26日、同行に対して、流動性を供給する方針を示した。

人民銀行は金融システムに引き続き流動性を供給しているが、銀行間金利は波及リスクに対する懸念から上昇している。

人民銀行は28日の定例オペで差し引き700億元(101億4000万ドル)を供給。前日も差し引きで800億元を供給した。

国内銀行のトレーダーは「包商銀行の問題が短期の流動性を圧迫している」とし「月末の季節要因もあり、資金需給はタイトになりつつある」と述べた。

7日物レポ金利(加重平均)は2.8489%。前日の取引終了時点から7.66ベーシスポイント(bp)上昇、前週末の2.5469%から30bp以上、上昇している。

上海銀行間取引金利(SHIBOR)7日物は前日比11.20bp上昇し2.8230%。前週末からは23.1bp上昇している。

OCBC銀行のアナリストによると、包商銀行の接収を受けて、27日の市場では中国の国債が売られた。包商銀行の法人預金・銀行間債務について、5000万元を超える部分は20─30%のヘアカット(元本カット)が行われる可能性があるとの報道が嫌気されたという。

同行は「暗黙の保証が打ち切られるのではないかとの懸念が浮上した」と指摘。「これを受け、銀行間市場で中小銀行との関係を見直す動きが出る可能性がある」との見方を示した。

28日の国債先物は上昇。市場関係者は前日の調整は行き過ぎだったとの見方を示している。9月限は一時0.37%高。

あるアジア系銀行のトレーダーは「大手銀行の買いが入ると、先物はすぐに上昇した」と述べた。

BNPパリバの中国金利・為替担当ストラテジスト、Ji Tianhe氏は、包商銀行の接収について「周縁的な的を絞ったデレバレッジ」対策と解釈できるかもしれないと指摘、銀行間市場のエコシステムが変わる可能性があるとの見方を示した。

同氏は「中小銀行は、実体経済に貢献することを求められているが、一部の中小銀行は規模を拡大するため、銀行間市場で非常に積極的に取引をしている。今回の接収を受け、同じような小規模銀行は中核業務に回帰することになるだろう」と述べた。

中小銀行は、銀行間の資金調達で主に大手銀行に依存しているため、今後、中小銀行の資金調達環境は厳しくなる見通しという。

フィッチ・レーティングスは、包商銀行の接収について、銀行間金利に大きな影響はないだろうが、中小銀行全般の業績低迷が浮き彫りになったと指摘。

「政府は、小規模銀行より大手銀行を支援する傾向が強いとみられるが、小規模銀行が倒産した場合、市場心理にどのような影響が出るかは未知数だ」と述べた。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below