July 8, 2019 / 1:33 AM / a month ago

再送-為替こうみる:米、大幅利下げや連発不要に 雇用統計受け=三菱UFJMS 服部氏

(検索コードを修正しました)

[東京 8日 ロイター] -

<三菱UFJモルガンスタンレー証券 シニアグローバル投資ストラテジスト 服部隆夫氏>

6月の米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)は予想を上振れ22.4万人増となった。NFPは3カ月・6カ月平均で約17万人で、ひところの20万人水準からは鈍化しているものの、緩やかに適正水準に戻りつつあることを示した。

5月の米経済指標が総じて悪かったため、金融市場では、今回の雇用統計で労働市場の悪化が確認されれば、家計に波及して消費を抑制するとのリスクシナリオが意識されていた。しかし、米国の労働市場に急ブレーキがかかっていないことが確認され、ひとまず安心感を持てる内容となった。

労働参加率(生産年齢人口に占める働く意志を表明している人の割合)は62.9%と前月から0.1%ポイント上昇した。失業率は0.1%ポイント上昇し3.7%となったが、主因は労働参加率の上昇にあると考えられる。

米国経済はほぼ完全雇用で、失業率は下限にあり、これ以上は下がりにくいとみている。

米連邦準備理事会(FRB)にとって、6月の雇用統計は好都合な指標となった。

労働市場が急激に悪化している証拠がなかったため、FRBは立て続けに利下げを実施したり、50ベーシスポイントなど大幅な利下げを実施する必要がなくなった。

今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではまず25bp利下げし、その後はデータを吟味して決めるという時間的ゆとりができたと考えている。

FRBは、米国の経済成長率が2020年にかけて潜在成長率(1.9%)に向けて減速するシナリオを想定しており、雇用の伸びが人口の増加ペースに見合った水準に戻ることには意外感はないはずだ。

FRBが立て続け、または、大幅な金融緩和をしないのであれば、ドルはサポートされるとみている。とはいえ、緩和モードにあることは否定できず、109円台では上値が重くなりそうだ。

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