July 9, 2019 / 9:49 AM / 13 days ago

UPDATE 1-マレーシア中銀、政策金利を3.00%に据え置き 内需が成長支援へ

* マレーシア中銀、政策金利を3.00%に据え置き

* 内需が成長を支援へ=中銀

* 一部に9月に追加利下げとの観測 (内容を追加しました。)

[クアラルンプール 9日 ロイター] - マレーシア中央銀行は9日、政策金利を3.00%に据え置いた。中銀は、貿易摩擦や世界経済が減速するなか、内需が経済成長を支援するとの見解を示した。

ロイターが事前に実施したエコノミスト調査では、全員が据え置きを予想していた。

中銀は声明で「主要国の金融緩和観測が世界の金融の状況を幾分緩和させたが、政策を巡る高度の不確実性が金融市場に過度なボラティリティーをもたらす可能性がある」と指摘した上で、現行の政策スタンスは経済活動にとって依然「緩和的」と述べた。

中銀は5月、米中貿易戦争も影響して世界経済に減速の兆しがみえるなか、2016年7月以来となる25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施した。

今年前半は多くの中銀がハト派姿勢を強めた。

多くのエコノミストは、東南アジアの中銀は米連邦準備理事会(FRB)が利下げするまで利下げしないのではないか、とみている。FRBについては、7月にも利下げに踏み切るとの見方が台頭していたが、強い内容となった前週末の米雇用統計を受けて7月利下げの可能性は後退している。

UOB銀行のエコノミスト、ジュリア・ゴー氏は、マレーシア中銀はすでにFRBに先んじて利下げしていることを踏まえ、今後のデータや事象をみて政策運営を考えることができると指摘。年内は政策金利の変更はないとみている。

一方、キャピタル・エコノミクスは次回9月12日の会合で25bpの追加利下げを決定すると予想。野村のEuben Paracuelles氏も状況が悪化し成長減速リスクが高まれば、9月に追加利上げに踏み切る可能性があるとみている。

<成長予想を維持>

マレーシア中銀は、今年の基調成長率予想を4.3─4.8%で維持した。

「対外的なセクターは、世界成長の鈍化や貿易摩擦の影響を受けるとみられるが、経済成長は内需に支えられる見込み」としている。

野村のParacuelles氏は、マレーシア国内経済は輸出の動向に左右されやすく、外的リスクが引き続き中銀のスタンスを決定付ける主要な要因とみている。

5月の輸出は、中国向けの製造業製品の輸出が減少し前年比2.5%の増加にとどまった。

一方、インフレは政府が2018年6月に不人気だった消費税を廃止して以来、落ち着いている。5月は3カ月連続で前年比0.2%上昇だった。

中銀は、総合インフレ率は政府の消費税政策変更の影響で今年後半に上昇すると予想したが、世界の原油価格の動向や燃料価格を管理する政策がインフレ動向の鍵を握ると指摘した。

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