August 2, 2019 / 1:50 AM / 19 days ago

UPDATE 3-政府、韓国をホワイト国から除外 安保上の観点で

(河野外相の発言内容を追加しました。)

[東京 2日 ロイター] - 政府は2日の閣議で、輸出の優遇措置を適用する「ホワイト国」のリストから韓国を除外する政令改正を決定した。世耕弘成経済産業相は閣議後の会見で、ホワイト国除外の政令改正を7日に公布し、28日に施行すると説明。今回の措置は、安全保障上の観点から対応したもので、徴用工問題などを巡る韓国への対抗措置ではないと協調した。

世耕経産相は韓国の優遇措置の取り消しについて「安全保障のための輸出管理の適切な運用に必要な見直しで、粛々と手続きを進めてきた」と述べた。韓国の輸出管理に不十分な点があると指摘し、「迂回輸出や目的外転用には厳正に対処していく」との考えも併せて述べた。

決定に先立ち4万0666件の意見公募があり、賛成が95%超、反対が1%だったことも会見で明らかにした。運用見直しを巡って「日韓関係に影響を与えることは意図していない。(韓国に)厳格な輸出管理を行ってもらうことが重要で、対抗措置でもない。日本企業に悪影響が出ることは基本的にはない」との認識を示した。

日韓対立の仲介に前向きだった米側にも説明を行ってきたとする一方、日米政府間のやり取りについては「申し上げられない」と明言を避けた。

また、菅義偉官房長官は閣議後の会見で、ホワイト国からの韓国除外に関し「あくまで優遇措置を撤回し、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と台湾など他の国・地域と同様の扱いに戻すもの」と説明。

その上で「これらの国・地域とはこれまでも厳格に輸出管理を適応しており、密接な経済関係を構築しており、グローバルサプライチェーンへの影響は全く考えられない」と強調した。 さらに「あくまで韓国の輸出管理制度に不十分な点があるのを踏まえた、輸出管理を適切にするための運用見直しであり、日韓関係に影響を与えることは意図しておらず、ましてや対抗措置ではない」「安全保障の観点から必要な措置」と指摘した。

一方、日韓の安保協力については「日韓関係は現在非常厳しい状況にあるものの連携すべき課題はしっかし連携するのが重要」と強調した。北朝鮮に関する韓国との情報共有についても「しかるべき意思疎通している」と述べた。

河野太郎外相は2日、政府が輸出の優遇措置を適用する「ホワイト国」のリストから韓国を除外する決定を下したことについて、世界の自由貿易体制に完全に合致していると主張した。バンコクで開かれている東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)外相会議で述べた。

今回の日本政府の決定を受けて、韓国大統領府は2日午後、臨時閣議を開催する。

米政府高官は1日、日韓の貿易と外交問題を巡る緊張が高まる恐れがあるとして、両国に交渉の時間を作るために「休止協定」を検討するよう呼びかけていることを明らかにしていた。 (ポリシーチーム 編集:田巻一彦)

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