August 5, 2019 / 1:05 AM / 16 days ago

再送-インタビュー:リブラ、金融政策の効力下げる働きも=山岡・前日銀局長

(この記事は2日午後6時14分に配信しました。)

[東京 2日 ロイター] - 山岡浩巳・前日銀決済機構局長(フューチャー取締役)は2日、ロイターのインタビューに応じ、フェイスブックが発行を計画する「リブラ」について、使用規模が法定通貨を上回ることになれば、金融政策の有効性が著しく低下する展開も予想されると述べた。ただ、リブラへの資金逃避を各国中銀が恐れ、政策の信認維持に努力するメリットも期待できるとした。

山岡氏は、政策への信認の違いによって、リブラのインパクトは異なると分析する。リブラはフェイスブックのアプリを使って、簡単に買ったり送金したりできるため「政策への信認が低い国では『ドル化』より『リブラ化』の方が起こりやすい」と話した。

フェイスブックによると、リブラはドル、ユーロ、円という「高信認通貨」のバスケットを裏づけ資産とする。

山岡氏は「信認の高い通貨を持っている国は、あまり怖がる必要はない」と述べ、金融政策の手法の大幅な変更を要請するものでもないとした。

ただ、当局者には、リブラ協会が通貨の構成比率を決めることへの「気持ちの悪さは相当あると思う」と話した。

そのうえで「リブラが法定通貨を上回って使われるようになると、金融政策の有効性は著しく低下する」と指摘した。

また、リブラを使えば、国境を越えた資本逃避が高速化するリスクがある。山岡氏は「各国とも、信認の低下にはこれまで以上に気を使わなくてはならない」と警鐘を鳴らした。規制に当たっては国際協調が避けて通れないと述べた。 (木原麗花、和田崇彦 編集:田巻一彦)

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