(表を更新しました) [ボストン/ニューヨーク 2日 ロイター] - 30年債(指標銘 17時05分 102*10.00 2.2682% 柄) 前営業日終 103*26.00 2.2000% 値 10年債(指標銘柄 17時05分 99*11.00 1.8224% ) 前営業日終 99*24.50 1.7760% 値 5年債(指標銘柄 17時00分 99*10.00 1.6440% ) 前営業日終 99*14.00 1.6180% 値 2年債(指標銘柄 17時02分 99*25.50 1.6040% ) 前営業日終 99*25.63 1.6020% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物12月 158*06.00 159*24.00 限 Tノート先物12月 128*28.50 129*09.50 限 米金融・債券市場では長短利回り差が拡大。さえない米経済指標が相場に影響した。 11月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数は48.1と、10月の48.3 から低下し、景気拡大・縮小の節目となる50を4カ月連続で下回った。10月の建設支 出も年率換算で前月比0.8%減と、市場予想の0.4%増に反して落ち込んだ。民間部 門が3年ぶりの低水準だった。 2年債と10年債の利回り差は21.60ベーシスポイント(bp)と 前週末から5.6bp拡大。当初上昇していた2年債利回りの伸び悩みが主な要因になっ た。2年債利回りは足元0.8bp上昇の1.610%。さえない指標を受け 、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策を巡る議論が複雑化する可能性もあると いう。 BMOキャピタルマーケッツの米国金利ストラテジスト、ジョン・ヒル氏は「週内に 発表されるISM非製造業統計や米雇用統計に対して警戒感が広がった。しかし指標が一 段とさえない内容になったとしてもFOMCが追加利下げに動くとは考えにくい」と述べ た。 10年債利回りも当初上昇していたが、指標には反応薄となり、5.2 bp上昇の1.828%。 シーポート・グローバル・ホールディングス(ニューヨーク)の金利トレーディング 部マネジング・ディレクター、トム・ディガロマ氏は、10年債利回り上昇は低金利の欧 州債と比較して投資妙味があるため買いを呼ぶとして、米長短利回り差の拡大余地は限ら れるのではないかと指摘した。 (い)