(ザブリット氏の経歴などを追加しました)
[東京 4日 ロイター] - アライアンス(連合)を組む仏自動車大手ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社は4日、アライアンスをとりまとめる会議体(アライアンス・オペレーティング・ボード)の調整役である事務局長にハディ・ザブリット氏が就任すると発表した。
就任は9日付で、ザブリット氏は各社の事業の効率化に向けて今後始動する主要プロジェクトの調整・進行役を務める。
同氏は6月から自動運転モビリティサービスに特化したアライアンス合弁会社(フランス・ブローニュ=ビヤンクール、日本・横浜)の最高経営責任者(CEO)を務めている。
17年1月から18年3月までは、ルノー・デジタル設立時のマネージングディレクターを務めた後、事業開発担当のアライアンスSVP(シニアバイスプレジデント)に就任、投資ファンド「アライアンス・ベンチャーズ」なども主導した。
ザブリット氏は1994年、ルノーのパワートレーン部門の生産プロセスエンジニアとして入社。販売・マーケティングのプロダクトマネジャーを務めた後、米ボストンコンサルティンググループのコンサルタントとして17年間勤務。シニアパートナーに就任し、欧州自動車部門リーダー、グローバルイノベーション事業の共同リーダーを務めた。
白木真紀 青山敦子 編集:田中志保