January 30, 2020 / 8:52 AM / a month ago

UPDATE 1-新型肺炎のマクロ経済への影響、注意深く見ていく=雨宮日銀副総裁

(内容を追加しました)

[東京 30日 ロイター] - 日銀の雨宮正佳副総裁は30日、都内での講演後の質疑応答で、新型肺炎のマクロ経済への影響について「今後の広がりにも依存する。注意深く見ていくのが適当な段階だ」と述べた。2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)は「経済への影響はそんなに拡大したわけではない」と話す一方、1)中国の国内総生産(GDP)が世界GDPに占める割合が03年に比べて4倍になっている、2)訪日観光客は20倍以上になっている、3)SARSは香港が中心だったが今回は中国の広い地域で、しかも春節に重なった――の3点を注目点に挙げた。

中銀デジタル通貨(CBDC)については「日銀として現時点で発行する計画はないが、たゆまず研究は続けていく」と改めて述べた。「中銀デジタル通貨へのニーズが急激に高まる可能性もあり、そうした事態に的確に対応できるよう備えるのは非常に重要だ」と話した。

CBDCには、口座型にするかトークン型にするか、海外のCBDCとの互換性、個人情報保護、金融政策・金融システムへの影響などさまざまな検討課題がある。

雨宮副総裁は、CBDCを発行すればマイナス金利を適用しやすくなるとの議論があるが、こうした議論も含めて研究すると述べた。また、資金需給のコントロールを通じて金利に働きかける「現在の金融政策の基本的なメカニズムは変わらないのではないか」とする一方、デジタル通貨の発行で決済システムが変われば金融政策の波及メカニズムが変わる可能性があると述べた。 (和田崇彦)

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