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株式こうみる:需給の悪化などから上値重い展開に=大和証 木野内氏

[東京 3日 ロイター] -

<大和証券 チーフテクニカルアナリスト 木野内栄治氏>

今週を振り返ると、米国のISMにしても、雇用統計にしても、予想を上回る好材料がそろったにもかかわらず、株価の反応が鈍かった。逆に言えば、今後も好材料が飛び出しても、よほどのサプライズでもない限り、上値を取るのが難しいということになる。

環境面では米国でトランプ大統領再選のシナリオが後退したことがその背景にあるのではないか。新型コロナウイルスの問題再燃もあるが、これは本質的には大きな悪材料ではない。再度ロックダウンとなっても回復が先送りになるだけで、4─6月が世界的に経済のボトムというのは変わらないとみられ、ここではバイデン氏当選後の影響を警戒したものとみることができる。

もう一つは需給面の悪化だ。来週の8日と10日はETF(上場投資信託)の分配金基準日にあたり、その分配金捻出目的で7000億円超の売りが懸念される。一方、米国では延期になった納税期日が15日に迫り、それに備えた換金売りが増える可能性があるなど、日米ともに需給は重くなる。相場を取り巻く環境は悪くないものの、これらによって当面は上値が重い展開が続きそうだ。

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