[ニューヨーク 13日 ロイター] - ドル/円 NY午後 106.92/106.93 4時 始値 106.82 高値 107.04 安値 106.74 ユーロ/ドル NY 1.1806/1.1810 午後4時 始値 1.1841 高値 1.1864 安値 1.1795 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロやスイスフラン、 ポンドなどに対して下落。追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る協 議に進展が見られないことが相場の重しとなった。一方、対円では一時 107円台に上昇した。 ドルは3月に高値を付けてから10%下落。7月下旬以降では約2 年ぶりの安値水準でもみ合っている。 コロナ対策協議を巡って、トランプ大統領は13日、米郵政公社( USPS)と大統領選挙向けの支援が争点になっているとした上で、郵 便投票を促進するいかなる支援も阻止すると言明した。 クラリティーFX(サンフランシスコ)のアモ・サホタ氏は「景気 対策を巡る協議が膠着状態にあるのは厄介だ」と指摘。「今、政権がや ろうとしているのは、ばんそうこうをさらに貼るようなもので、長続き しない」と述べた。 ユーロ/ドルは0.1%高の1.1798ドル。7月初め以 降では約6%値上がりしている。ドル/スイスフランは0.2% 安の0.9105フラン。ポンド/ドルは0.3%高 の1.3051ドル。 ドルは通貨バスケットに対し一時1週間ぶり安値を付けた。 その後は93.316とほぼ変わらず。 前出のサホタ氏は「ドルの地合いが弱いということはリスク選好の 上向きを意味しており、豪ドル、ユーロ、ポンドなどリターンの大きい 通貨に資金が向かっている」とした。 経済指標では、8日までの週の新規失業保険申請件数が96万30 00件と、前週の119万1000件から減少。米国で新型コロナの流 行が始まってから初めて100万件を割り込み、3月半ば以来の低水準 となった。ドル相場への影響は限定的だった。 ドル/円は106.91円と横ばい。一時107.04円を 付けた。オフショア人民元は一時5カ月ぶり高値を付け たが、その後は0.3%の6.9519元。 (表はリフィニティブデータに基づいています)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」