[東京 14日 ロイター] - <13:03> 流動性供給入札結果は無難、国債先物は弱含み継続 財務省が午後0時35分に発表した流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下 )の結果は、最大利回り格差が0.011%、平均利回り格差が0.008%。応札倍率 は3.33倍と前回(3.90倍)を下回った。 市場では「流動性供給入札については無難な結果。むしろ短国の入札結果が少し弱め で、午後この後の取引では短いゾーン中心にじわじわと重しとなる可能性がありそうだ」 (国内証券)との声が出ている。 国債先物は弱含み継続。先物中心限月9月限は前営業日比19銭安の151円68銭 近辺で推移。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比同1.0bp上昇の0.04 0%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.13 -0.122 -0.001 12:38 5年 -0.081 -0.073 0.011 13:02 10年 0.038 0.045 0.011 13:00 20年 0.428 0.435 0.022 13:03 30年 0.61 0.618 0.027 13:01 40年 0.63 0.643 0.023 13:01 <12:41> 3カ月物TB入札結果は小じっかり、最近の需給悪化に一服感 財務省が午後0時半に発表した新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は、最 高落札利回りがマイナス0.0661%、平均落札利回りがマイナス0.0701%とな った。前回(最高マイナス0.0669%、平均マイナス0.0737%)からやや上昇 した。応募額は20兆3167億円、募入決定額は6兆1699億1000万円だった。 市場では「需給が悪い状況が続き、雰囲気が悪化していた中にしては、小じっかりし た結果となった。前回から応札額も増えており、やっと一服した感じがある」(国内金融 機関)との見方が聞かれた。 一方、国債先物は後場に入っても弱含み継続。先物中心限月9月限は前営業日比17 銭安の151円70銭近辺で推移。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比同1. 0bp上昇の0.040%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.13 -0.122 -0.001 12:38 5年 -0.086 -0.078 0.006 12:39 10年 0.038 0.044 0.01 12:41 20年 0.425 0.433 0.02 12:39 30年 0.608 0.614 0.023 12:41 40年 0.63 0.642 0.022 12:42 <11:12> 前場の国債先物は反落、新発5年債は一時5カ月ぶりにー0.075% 国債先物中心限月9月限は前営業日比17銭安の151円70銭と反落して午前の取 引を終えた。前日の米金利の上昇を反映して軟調に推移した。現物債市場では、新発5年 債が一時マイナス0.075%と、3月23日以来の水準まで上昇した。10年最長期国 債利回り(長期金利)は同1.0bp上昇の0.040%。 前日の米債市場では、30年債入札が低調だったこと受けて、米30年債利回りが一 時1.444%と7月7日以来の高水準を付けた。米10年債利回りも一時6月24日以 来の高水準となる0.727%まで上昇した。 アライアンス・バーンスタインの債券運用調査部長、駱正彦氏は「米債は足元のイン フレ上振れやサマーラリー後のポジション調整、機械的な売りなど、売りが売りを呼んだ 。ただ、新型コロナウイルスを巡る懸念は払しょくされておらず、米追加財政協議への不 透明感もあることから、金利の上昇は抑制されるのではないか」との見方が出ている。 円債市場は先物の売り圧力が強まった一方で、現物債市場では10年ゾーンは底堅い 。市場では「キャッシュつぶしニーズやキャリーもあることから需要はしっかりしてる。 売り急ぐ動きもみられない。上値は重いながらも底堅い動きが続きそうだ」(国内証券) との声が聞かれる。 流動性供給債入札については、品薄銘柄を中心に一定の需要が入るとみられ、無難に 消化されるとの見方が優勢だ。 現物債市場では、新発2年債は前日比0.5bp上昇のマイナス0.120%、新発 5年債は同0.5bp上昇のマイナス0.080%。「5年債は海外勢の買いが乏しいほ か、担保需要も見込みづらいことから需給は良くない」(外資系投信)との声が聞かれる 。 新発20年債は前日比1.5bp上昇の0.430%、新発30年債は同2.0bp 上昇の0.610%。新発40年債は同2.0bp上昇の0.635%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.010─マイナス0.040% を中心に取引された。「積み最終日となり、大手行を中心に調達の動きが落ち着きだした 。加重平均レートは前日よりも低下するとみられる」(国内金融機関)という。ユーロ円 3カ月金利先物はこじっかり。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.125 -0.117 0.004 10:23 5年 -0.081 -0.073 0.011 10:18 10年 0.038 0.045 0.011 11:00 20年 0.428 0.434 0.021 11:00 30年 0.608 0.615 0.024 11:00 40年 0.634 0.642 0.022 11:01 <10:31> 財務省が流動性供給入札を通告、国債先物は軟調継続 財務省は午前10時半、流動性供給入札を通告した。対象は残存期間5年超15. 5年以下、発行予定額は5000億円程度。 市場では「7年ゾーンなど品薄銘柄があり、無難に消化するのではないか」(国内 証券)との声や「長期金利の上昇に伴い、一定の押し目買いニーズは見込めるのではない か」(別の国内証券)との声が聞かれる。 国債先物は軟調に推移。中心限月9月限は前営業日比18銭安の151円69銭近 辺で推移している。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.125 -0.117 0.004 10:23 5年 -0.081 -0.073 0.011 10:18 10年 0.038 0.044 0.01 10:24 20年 0.425 0.432 0.019 10:31 30年 0.605 0.611 0.02 10:31 40年 0.631 0.639 0.019 10:25 <08:57> 国債先物は反落で寄り付く、長期金利は0.040%に上昇 国債先物中心限月9月限は前営業日比15銭安の151円72銭と反落して寄り付い た。前日の米金利の上昇を背景に売りが先行している。10年最長期国債利回り(長期金 利)は同1.0bp上昇の0.040%で出合いを付けた。 市場では「米10年債は節目の0.7%を抜けたが、そのまま金利がずるずる上昇す る印象はない。円債については、10年以下のゾーンは日銀の国債買い入れのサポートも あり、底堅い需要がある一方、超長期債については供給イベントが続くこともあり、調整 圧力が強まりやすく上値が重い展開となりそうだ」(国内金融機関)との声が出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.127 -0.118 0.003 8:56 5年 -0.084 -0.074 0.01 8:52 10年 0.035 0.042 0.008 8:56 20年 0.423 0.43 0.017 8:56 30年 0.596 0.606 0.015 8:56 40年 0.623 0.636 0.016 8:56 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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