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貿易収支、7月は116億円の黒字 対米・対中輸出が持ち直し

 7月貿易統計速報では、貿易収支が116億円の黒字だった。黒字は4カ月ぶり。輸出に持ち直しの兆しが見えてきた。写真は都内の港湾施設。2017年3月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 19日 ロイター] - 財務省が19日発表した7月貿易統計速報は、貿易収支が116億円の黒字だった。黒字は4カ月ぶり。ロイターの予測中央値は776億円の赤字だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴って貿易活動は停滞していたが、輸出には持ち直しの兆しが見えてきた。一方、国内需要の低迷が続き、輸入は前月よりさらに落ち込んだ。

輸出は前年同月比19.2%減少した。輸出の減少は20カ月連続だが、6月(26.2%減)からマイナス幅が縮小した。主な減少品目は自動車(30.0%減)、自動車の部分品(32.5%減)、船舶(68.2%減)。

輸入は前年比22.3%減。輸入の減少は15カ月連続。6月(14.4%減)からマイナス幅が拡大した。主な減少品目は原粗油(63.1%減)、液化天然ガス(32.9%減)、石炭(46.1%減)。

<対中・対米輸出ともに持ち直し、輸入は低迷続く>

中国向けの輸出は8.2%増で、7カ月ぶりに増加した。主な増加品目は非鉄金属や液晶デバイスなどの半導体等製造装置、自動車など。一方、中国からの輸入は9.8%減。6月は0.8%増とプラスに転じたものの、再び減少した。

米国向けの輸出は19.5%減。12カ月連続の減少となったが、6月の46.6%減からマイナス幅は大幅に縮小した。主な減少品目は航空機エンジンなどの原動機、1500ー2000ccの自動車、建設用・鉱山用機械など。一方、米国からの輸入は25.5%減で、6月の12.6%減からマイナス幅が拡大した。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの丸山健太研究員は「輸出は6月を底に持ち直しの動きがはっきりと現れたが、輸入については国内の需要の戻りの鈍さが表れた」と指摘。今後については「鉱工業生産指数をみると、生産の計画が今後持ち直す見込みで、輸出、輸入ともに減少幅は縮小していくのではないか」との見方を示した。

*内容を追加しました。

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