[東京 28日 ロイター] -
三菱UFJフィナンシャル・グループが買い優勢、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなど大手銀行株が総じてしっかりとなっている。国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)の講演におけるパウエルFRB議長の発言から米国債利回りが上昇、これが手掛かり材料にされた。
パウエル議長は「広範かつ包括的」な雇用に重点を置くとともに、物価よりも雇用を重視し、最大雇用の確保に努めると表明。低インフレ期間を相殺するため、2%を超えるインフレ期間を容認し、インフレ率が長期的に平均2%となるよう目指す考えを示した。これを受け、米国債利回りは上昇し、米国株式市場においても金利動向に敏感な金融株が買われた。
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