[ワシントン 27日 ロイター] - 米労働省は27日、週間新規失業保険申請件数の季節調整方法を変更すると発表した。
エコノミストは従来の方法について、新型コロナウイルス感染拡大による経済的激変のため信頼性が低下するとして批判していた。
労働省は声明で、9月3日から申請件数や受給者件数を相乗式の代わりに相加式で季節調整をすると明らかにした。
コロナ危機で経済活動が異例の落ち込みとなり、一時は約700万人が新たに失業保険を申請した。
労働省は申請件数の大幅な変化があったことで、相乗式での季節調整ではデータが過剰・過少になる可能性があるとの見解を示した上で、「そのような場合、季節変動をより正確に追うことができる傾向にあり修正幅が小さくなる相加式の季節調整が好ましい」と述べた。
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