[東京 28日 ロイター] -
<17:41>ドル105円後半に下落、安倍首相辞意表明とユーロ高の影響で
安倍首相が記者会見を開き、辞意を表明するなか、ドルは105.87円まで下落したが、前日の安値105.60円まではまだ少し距離がある。
一方、ユーロは1.1918ドルまで上昇し1週間半ぶり高値を付けた。午後3時時点には1.1873ドル付近だった。
欧州序盤の主要通貨の動きについて、「安倍首相の辞意表明による株安で円高という流れもあろうが、この時間帯は欧州勢がメインであることを考えれば、昨日のFRBの金融政策の指針変更を受けて、米国のゼロ金利長期化予想が改めて広がり、ユーロが買われ、ドルが売られている側面が強い」(外国銀)という。
安倍晋三首相は28日夕に会見し、辞意を表明した。持病の潰瘍性大腸炎の再発が8月上旬に確認されたことを明らかにした上で、「国民の負託に自信を持って応えられない以上、総理の職を辞することにする」と語った。
<16:04> ドル106円前半に下落、政治の混乱や株安リスクを嫌気
ドルは106.11円付近できょうこれまでの安値圏。
午後2時過ぎにNHKが安倍晋三首相が辞任の意向を固めると報じたことをきっかけに、日経平均が一時600円安となったことで、為替市場ではリスク回避の円買いが広がり、ドルは一時106.10円まで下落した。
その後、ドルはいったん106円半ば付近まで反発したが、反発力は弱い。
市場では「政局の混乱や株安が続くと、105円台の円高もあり得る」(アナリスト)との意見がきかれた。
ユーロ/円は一時126.76円と1年4カ月ぶり高値を付けたが、安倍首相の辞意報道を受け、126円付近まで急落した。現在は126.09円付近。
<14:22> ドル一時106.10円まで下落、安倍首相の辞任意向報道で
ドルは106.36円付近で不安定な足取り。
午後2時過ぎにNHKが、安倍晋三首相が辞任の意向を固めると報じたことをきっかけに、日経平均が急落し、リスク回避の円買いの流れとなり、一時106.10円まで下落した。
この日は正午過ぎに一旦円売りが活発化し、ドルは一時106.94円と2週間ぶりの高値、ユーロは126.76円と1年4カ月ぶり高値を付けていた。
しかし、首相が辞任の意向を固めたとの報道を受け、ユーロも126円付近まで急落した。現在は126.34円付近。
<14:10> ドル106円前半に下落、安倍首相が辞任固めるとの報道受け
ドルは一時106.10円まで下落した。正午過ぎに一時106.94円まで上昇し、2週間ぶり高値を付けていたが、安倍首相が辞任を固めるとの報道を受けた日経平均の急落などを嫌気して、ドル/円も売られた。 ドルは現在106円前半で不安定な値動きとなっている。
<13:37> ユーロ126円後半で1年4カ月ぶり高値、円売りが主導
ユーロは一時126.76円まで上昇し、昨年4月以来1年4カ月ぶりの高値を更新した。
この日は「円売り主導でクロス円の上昇が起きている。31日はロンドン市場が休場となることや、きょうは事実上の五・十日であることが重なり、投資家などからも月末のフローが出た模様だ」(外為アナリスト)との指摘が聞かれた。
一方、対円でのドル売りポジションを保有していた海外短期筋からは、ロスカットのドル買い/円売りが出たとされ、ドルは正午過ぎに106.94円と2週間ぶり高値をつけた。
安倍晋三首相は先ほど、新型コロナウイルス感染症対策本部の会議であいさつし、、来年前半までに全国民に提供できる量のワクチンの確保を目指すと述べたほか、雇用調整金特別措置を12月末まで延長するとした。
為替相場は目立った反応を示していない。
<12:02> 正午のドルは106円後半、株堅調で円じり安
正午のドルは前日NY市場終盤から小幅高の106円後半。一時106.84円まで上昇し、8月14日以来2週間ぶり高値を更新した。海外市場で進んだドル高は一服となったものの、アジア株が堅調展開となったことで、円が幅広く売られた。
バークレイズ証券チーフ為替ストラテジストの門田真一郎氏は、パウエルFRB議長が提示した平均インフレ目標政策について「長期的には米経済にポジティブな影響を与え、長期金利の上昇を通じてドル買い要因となる。最近の経済指標の良好ぶりを考慮しても、ドルは当面サポートされやすい」として、107─108円付近へ上昇する可能性があると話している。
<09:25> ドル106.79円まで上昇、株高で円軟調
ドルは106.79円まで上昇。前日海外高値を上抜け、8月14日以来2週間ぶり高値を更新した。ドルの上昇は一服となっているが、アジア株が堅調な出足となったことで、円が幅広く売られている。
ただ「上値では実需の売りが待ち構えている」(証券)として、ドル/円は上げ足が鈍る可能性を指摘する声も出ている。
<08:00> ドル106.00─107.00円の見通し、買い戻し一服か
きょうの予想レンジはドル/円が106.00―107.00円、ユーロ/ドルが1.1750─1.1900ドル、ユーロ/円が125.50―126.80円付近。
注目のFRB議長講演で主要通貨はやや荒れ模様。インフレ率が「一時的に」2%を上回ることを容認したことで「ハト派的内容」(都銀)として、ドルは106円前半からいったん105円半ばまで急落した。
しかしその直後から買い戻しが殺到し、数十分後には106円前半を回復。米金利が上昇へ転じたことも追い風となり、NY市場午後には106.71円と今月14日以来2週間ぶり高値をつけた。「発言内容はほぼ市場想定通り。噂で売って事実で買う、の典型的な動き」(トレーダー)だったという。
ドルが一気に1円超上昇して2週間ぶり高値をつけたことで、日中は実需、短期筋から戻り売りが出やすい。買い戻しの勢いはいったん削がれそうだという。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
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