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ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、米国債に連動し独長短格差拡大

    [ロンドン 31日 ロイター] -    
 <金利・債券>                                                
 米東部時間11時49                                              
 分                                              
 *先物             清算値   前日比  前営業日終  コード
                                             盤  
 3カ月物ユーロ     100.48     0.00      100.48         
 独連邦債2年物     112.02    -0.01      112.03          
 独連邦債5年物     134.63    -0.07      134.70          
 独連邦債10年物   175.56    -0.12      175.68          
 独連邦債30年物   216.92    +0.30      216.62          
 *現物利回り       現在値   前日比  前営業日終  コード
                                             盤  
 独連邦債2年物     -0.642   +0.008      -0.660            
 独連邦債5年物     -0.634   +0.016      -0.646            
 独連邦債10年物   -0.400   +0.008      -0.408             
 独連邦債30年物    0.062   -0.002       0.063             
        
    ユーロ圏金融・債券市場では国債利回りが全般的に上昇し、中でもイタリア10年債
利回りは約6週間ぶりの高水準を付けた。
    ドイツ連邦統計庁が発表した8月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(
EU)基準(HICP)で前年比0.1%低下した。新型コロナウイルス感染拡大を受け
た景気対策の一環として政府が実施した付加価値税率(VAT)の引き下げを反映し、2
016年5月以来、初めて低下した。ただ市場では重視されなかった。   
 
    また、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事がロイターのインタビューに
対し、新型ウイルス感染の最近の増加に関連した景気への打撃はこれまでの政策決定に勘
案されているため、ECBが現時点で追加的な景気刺激策を導入する理由はないと発言。
これを受けユーロ圏周辺国国債利回りに対する上昇圧力が高まり、終盤の取引でスペイン
10年債利回りは7月以来の高水準を付けた。    
    シュナーベル専務理事は通貨ユーロ高を巡る懸念も一蹴。ピクテット・ウエルス・マ
ネジメントのグローバルストラテジスト、フレデリック・デュクロゼ氏は「シュナーベル
氏の発言で、ユーロ高が景気回復に対する信頼感を反映すると見なされる限り、ECBは
ユーロ高を当面容認することが示された」と述べた。   
    イタリア10年債利回りは約6ベーシスポイント(bp)上昇の1.1
6%と、約6週間ぶりの高水準を付けた。     
    独10年債利回りは2bp上昇のマイナス0.39%。先週28日に付
けた2カ月半ぶりの高水準の約0.37%に迫った。   
    米国では先週、連邦準備理事会(FRB)が27日に雇用最大化と物価目標柔軟化に
向けた新戦略を発表。米30年債利回りは先週に16bp上昇し、米2年債
US2YT=RR利回りとの格差は135bpと、6月に付けた2017年終盤以来の高水準で
ある146bpに迫った。            
    コメルツバンクの金利ストラテジスト、ライナー・ギュンターマン氏は「独連邦債の
動きは米国債に連動している」と指摘。独30年債と独2年債の利回り格差
は約73bpと、6月以来の高水準に迫った。

    
 (い)
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