[シカゴ 31日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 15時31分 97*15.50 1.4793% 柄) 前営業日終 96*25.50 1.5080% 値 10年債(指標銘 15時31分 99*05.50 0.7113% 柄) 前営業日終 99*00.00 0.7290% 値 5年債(指標銘柄 15時31分 99*28.75 0.2705% ) 前営業日終 99*28.00 0.2750% 値 2年債(指標銘柄 15時17分 99*31.38 0.1348% ) 前営業日終 99*31.38 0.1350% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物9月 177*12.00 176*14.00 限 Tノート先物9月 139*13.00 139*08.00 限 米金融・債券市場では、米連邦準備理事会(FRB)が先週発表した雇用最大化と物 価安定のための新戦略の詳細に注目が集まる中、買い戻しが入り、長期債を中心に利回り が低下した。 終盤の取引で10年債利回りは3.1ベーシスポイント(bp)低下の 0.6982%。 30年債利回りは4.3bp低下の1.4648%。前週28日は1. 577%と、6月中旬以来の高水準を付けていた。 TDセキュリティーズ(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ゲンナディ・ゴール ドバーグ氏は「先週は年次経済シンポジウムのジャクソンホール会議直後に売りが出て、 (長期金利が短期金利より大きく上昇することで利回り曲線がスティープ化する)ベア・ スティープニングのような状態になったが、(週明けは)安値拾いの買いが改めて入った もようだ」と述べた。 FRBは27日、インフレ率が「一時的に」2%を上回ることを容認し、長期的に平 均2%の目標達成を目指すと表明。パウエル議長はジャクソンホール会議の講演で、「広 範かつ包括的」な雇用に重点を置くとともに、物価よりも雇用を重視し、最大雇用の確保 に努めると表明した。 市場ではFRBの指針の詳細の手掛かりを得ようと、今週予定されているFRB当局 者の発言に注目している。 30年債利回りの先週の上昇を受け、FRBは来月の連邦公開市場委員会(FOMC )で長期債の買い入れ拡充を決定する必要が出てくるとの見方も出ている。USバンク・ ウェルスマネジメント(ミネアポリス)の債券調査部門責任者、ビル・マーツ氏は「市場 ではこうした情報を得ようとする動きが出ている。(長期債買い入れ枠拡大は)実現でき る範囲内にある」と述べた。 また、市場は9月4日発表の8月の雇用統計にも注目。マーツ氏は「景気回復のペー スを見極めるために雇用統計は重要だ。追加経済対策策定に向け議会に対する圧力が高ま る可能性もある」と述べた。 2年債と10年債の利回り格差は56.60bpと、28日終盤から 2.8bp縮小した。 <ドル・スワップ・スプレッド> Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 8.75 0.00 U.S. 3-year dollar swap spread 8.50 0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 6.50 0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 0.25 0.00 U.S. 30-year dollar swap spread -38.00 0.25 (い)
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