[ソウル 1日 ロイター] - 韓国政府が発表した8月の貿易統計によると、輸出が6カ月連続で減少した。ただ、営業日が少なかったことが主因で、主要貿易相手国が新型コロナウイルス対策の規制緩和を進めるなか、韓国製品への需要は上向き始めている。
8月の輸出は前年比9.9%減少し、減少率は7月の7.1%を上回ったが、ロイターがまとめた市場予想の11.5%は下回った。
1日当たりの輸出は3.8%減と、減少率は7カ月ぶり低水準となった。
ハナ・フィナンシャル・インベストメントのエコノミストは、輸出は下期に回復を続け、来年にはプラスに転じるとの見方を示した。
最大貿易相手国である中国向けの輸出は3.0%減少した。1日当たりの輸出では、中国向けが前年比3.6%増加。米国向けと欧州連合(EU)向けも6.4%、4.1%、それぞれ増加した。
半導体の輸出は2.8%増加。コンピュータと家電の輸出も106.6%、14.9%、それぞれ増加した。
輸入は16.3%減少し、前月(11.6%減)と予想(15.2%減)より落ち込んだ。貿易黒字は41億2000万ドルだった。
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