[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した英国の8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.2で7月(53.3)から上昇し、2018年2月以来の高水準となった。コロナ禍で落ち込んでいた生産が、2014年5月以来の水準に回復した。
ただ、雇用の喪失は製造業界で広がっている。
IHSマークイットのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「製造業各社は、現行の回復はコロナ関連規制緩和に伴う自社の操業再開と顧客側の活動再開が主因と報告している。受注残の減り方が大きくなり、設備の稼働低下の兆しがでている。労働市場は弱く、雇用喪失が7カ月続いている」と述べた。
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