[1日 ロイター] - 東南アジア株式市場はまちまちで引けた。マニラ市場が約1カ月ぶりの安値に沈んだ。
フィリピンでは新型コロナウイルスの感染者数が増加、生産活動に打撃を与えたほか、首都マニラとその周辺地域で制限措置が延長となったことが響いた。
フィリピンのドゥテルテ大統領は31日、部分的な制限措置を1日から1カ月間実施すると発表した。同国では8月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が過去3カ月で最低となり、制限措置は企業活動に対する圧力となっている。
マニラ市場の主要株価指数PESiは1.44%安の5799.24で終えた。
ユニオンバンク・オブ・フィリピンの主任エコノミスト、ルーベン・カルロ・アスンシオン氏は、「PMIはこの日の株価の動きと何らかの関係がある」と指摘。製造業の落ち込みは8月に始まった厳格な封鎖措置が影響したとの見解を示した。 (アジア株式市場サマリー)
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