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第2四半期の豪GDP、前期比-7.0% コロナ響き過去最大の落ち込み

[シドニー 2日 ロイター] - オーストラリア統計局が2日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比7.0%減で、1959年の統計開始以来、四半期ベースで最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルス危機の影響が大きく、ビクトリア州での感染再拡大で景気回復が遅れ、追加の財政出動への圧力が強まる可能性もある。

オーストラリア統計局が2日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比7.0%減で、1959年の統計開始以来、四半期ベースで最大の落ち込みとなった。写真はコロナ感染防止の用のシートの後ろで作業するレジ係。2020年6月17日にシドニーで撮影。(2020年 ロイター/Loren Elliott/File Photo)

市場予想の5.9%減より大幅な落ち込みとなった。第1・四半期は同0.3%減だった。

2四半期連続のマイナス成長となり、1991年以来のリセッション(景気後退)に陥った。

フライデンバーグ財務相は記者会見で、新型コロナによる豪経済への深刻な打撃がGDP統計で裏付けられたと指摘。「28年連続の成長記録は正式に止まった」と述べた。

その上で「危機を脱するまで国民を支えることを約束する」とし、財政支援策を継続する姿勢を示した。

第2・四半期のGDPは前年比では6.3%減少した。

豪州で人口が2番目に多いビクトリア州は感染再拡大を受けて厳格な封鎖措置が敷かれており、全土でも引き続き入国が制限されている。

フライデンバーグ財務相は、ビクトリア州の封鎖措置が第3・四半期GDPに「重く」のしかかるとの見方を示した。

豪政府が3月に大規模な封鎖措置を導入して以来、100万人以上が職を失っており、民間需要と投資に悪影響が及んでいる。

政府は雇用と所得を支援するため過去最大規模の経済対策を打ち出したが、景気回復は一筋縄にはいかないとみられており、追加刺激策が必要となる可能性が今回のGDP統計でも浮き彫りになった。*内容を追加しました。

BISオックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、サラ・ハンター氏は「新型コロナ感染症によるリセッション(景気後退)からの回復は長い道のりになるだろう」と指摘。

第3・四半期の経済成長はビクトリア州の封鎖措置が圧迫する見込みで、その後も公衆衛生上の懸念や現行の制限措置、所得支援策の終了が景気の重しになると予想した。

「経済活動がコロナ流行前の水準に戻るのは2022年初頭になると予想する」とした。

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)はコロナ危機に対応し、3月の臨時会合で政策金利を過去最低の0.25%に引き下げており、1日の定例理事会では銀行に低利で資金を供給するターム物資金調達ファシリティーの拡大を決定した。

必要ならば追加措置を講じる構えも示している。

*内容を追加しました。

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