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第2四半期の英GDP確報値、前期比-19.8% 予想は小幅上回る

[ロンドン 30日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)確報値は過去最悪の前期比19.8%減となった。ただ、予想の20.4%減は小幅に上回った。前年比では21.5%減。

 英国立統計局が発表した第2・四半期GDP確報値は過去最悪の前期比19.8%減となった。写真は同国内の自動車工場、9月撮影(2020年 ロイター/Peter Nicholls)

貯蓄率は29.1%と前期の9.6%から急上昇し過去最高を記録した。新型コロナウイルス流行によるロックダウン(都市封鎖)で小売店やレストランが営業を停止し支出する機会が減る一方で、政府の雇用支援策が収入を支えた。

プレミア・ミトンの資産運用担当者ジョン・ハドソン氏は「経済指標はこれまでのところイングランド銀行(英中央銀行)の想定よりも良好だ。ただ新型コロナ感染が再び増加し制限も増えている。状況が一転する可能性もある」と述べた。

ただ、同国では再び新型コロナの感染が拡大。政府の雇用支援制度も縮小されるため、失業の急増が予想されている。

キャピタル・エコノミクスのルース・グレゴリー氏は「新型コロナに伴う制限措置の再導入で、第4・四半期のGDPは恐らくゼロ成長になるだろう。経済活動は危機前の水準を5.5%下回る見通しだ」と指摘。

「封鎖措置の再導入で景気回復が腰折れするリスクがある」と述べた。

英国の新型コロナ感染症による死者数は4万2000人を超え、欧州で最も多い。第2・四半期の経済縮小幅も先進国中で最大となった。イタリアやフランス、スペインなど他の欧州各国では英国より早く第1・英半期からロックダウンが行われていた。

5月に感染抑制策が緩和されて以降、英経済は急回復を見せている。英中銀のベイリー総裁は29日、第3・四半期の経済活動縮小幅は7─10%になったとの見通しを示しながらも、失業率の上昇に伴い景気回復ペースが鈍化する可能性を警告した。

地域的な新型コロナウイルス感染再拡大により、多くの地域で部分的なロックダウンが実施されており、特に接客業などが大きな打撃を受けている。

第2・四半期の設備投資確報値は、前期比26.5%減、前年比26.1%減となった。経常収支は28.0億ポンドの赤字。予想は4.0億ポンドの赤字だった。

*内容を追加しました。

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