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菅首相は「パワフル」とポンペオ米国務長官、中国けん制へ来日

[東京 6日 ロイター] - 日米両政府は6日午前に都内で外相会談を開き、菅義偉政権でも両国が同盟を強化していくことを確認した。ポンペオ米国務長官は菅首相を「パワフルな人物」と評した上で、中国の台頭を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」構想を推進することを茂木敏充外相と申し合わせた。

茂木敏充外相とポンぺオ米国務長官は6日午前に都内で会談し、菅義偉政権でも日米が結束していくことを確認した。写真は都内で会談に臨むポンぺオ国務長官と茂木外相。6日撮影。(2020年 ロイター/Charly Triballeau/Pool )

<日米同盟の強化を確認>

ポンペオ氏は、日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国外相会談に出席するため5日夜に来日。中国の台頭を念頭に、地域の民主国家が結束していることを示す。

茂木氏はポンペオ氏との会談の冒頭、「菅政権においても、地域や国際社会の平和と安定の礎である日米同盟を一層強化する方針に変わりない」と発言。ポンペオ氏は「(菅首相は)日米の素晴らしい関係に引き続き重要な役割を果たすと信じている」と応じた。

ポンペオ氏は菅首相について「官房長官時代、日米の関係に多くの尽力をしたパワフルな人物だと感じている」と評価した。

茂木外相とポンペオ国務長官は6日午後、豪印の外相を交えた4カ国外相会談に出席する。経済成長とともに力を増し、「一帯一路構想」を進める中国の台頭を念頭に、太平洋からインド洋、中東・アフリカにかけた地域で連携を深めることを確認したい考え。

茂木外相はポンペオ氏に対し、「自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、引き続き日米で国際社会をリードしたい」と語った。ポンペオ国務長官は、菅首相が同構想を地域の平和と安定の礎だと表現したことに触れ、「完全に同意する」と述べた。

<対北朝鮮やサイバー・セキュリティでの連携でも一致>

両外相は東シナ海、南シナ海、北朝鮮情勢についても意見交換し、北朝鮮に関しては、茂木外相が引き続き拉致問題が政権の最重要課題だと説明。その上で、拉致問題に加え核、ミサイルの諸懸案の解決に向けて今後も日米間で緊密に連携していくことで一致した。

一方、ポンペオ国務長官からは、サイバー・セキュリティに関する取り組みの説明があり、茂木氏は「日本はこの分野での米国との協力を深めていきたいと考えており、外交施設間の通信の安全に関する5Gクリーンパスの趣旨にも賛同している」と応じた。

茂木氏は会談の冒頭、新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領とメラニア夫人の「早期の回復を祈っている」と見舞いの言葉を伝えた。

*内容を追加しました。

久保信博 編集:田中志保

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