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東南アジア株式・引け=大半が下落、新型コロナやタイ・マレーシアの情勢懸念

[16日 ロイター] - 16日の東南アジア株式市場の株価は、大半の市場が下落した。新型コロナウイルスの感染再拡大や、米景気刺激策成立に向けた動きの停滞が、世界的に投資家心理を損ねた。一方シンガポール市場は同国の輸出増加に幾分支援された。

今週は、注目されている新型コロナワクチンの治験が中断したとの報がセンチメントを悪化させた。マレーシアにおける政治対立やタイでの反政府運動も、この地域の高リスク資産から投資家を遠ざけた。

バンコク市場のSET指数は0.75%安の1233.68で終了した。週間ベースで2%超の下落となった。

タイでは1万人以上の反政府運動参加者が、5人以上の集会禁止などの緊急措置に従わず、集会に参加した。プラユット首相は16日、辞任を否定した。

タイでは首相退陣、憲法改正、王室改革を求める抗議運動が3カ月間続いており、タイ経済は打撃を受けている。

イーストスプリング・インベストメンツのポートフォリオマネジャーは、市場はタイの状況を注視すると予想。緊急措置が現地の移動や活動の傾向に与える影響が特に注目されるとした。「もし小売店舗、レストランの営業が緊急措置で大きな影響を受ければ、市場は観光活動への既に低い期待に加えて、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の一層の弱体化を織り込み始めるかもしれない」と語った。

ジャカルタ市場の総合株価指数は0.03%安の5103.414で引けた。インドネシアは前日、東南アジアにおける新型コロナの感染者数でフィリピンを抜いてトップに立った。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.37%高の2533.02で終了した。一時は0.9%高となったが、上げ幅を縮小した。

エンタープライズ・シンガポール(シンガポール企業庁)が16日発表した9月の貿易統計によると、主要指標の非石油製品輸出(NODX)は前年同月比5.9%増加した。4カ月連続のプラスで、主力のエレクトロニクス(電子製品)の輸出が大幅に増加したことが貢献した。

特に値上がりした銘柄はウィルマー・インターナショナル(2.98%高)、揚子江船業ホールディングス(2.11%高)。

マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.67%安の5898.47で引けた。

特に値下がりしたのは、ピュアゴールド・プライス・クラブ(4.39%安)、アボイティズ・エクイティー・ベンチャーズ(4.13%安)、JGサミット・ホールディングス(3.24%安)。

クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.67%安の1503.84で取引を終えた。 (アジア株式市場サマリー)

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