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JR東、GoTo効果で旅客に戻り コスト削減で「来期黒字化へ」

 東日本旅客鉄道(JR東)は28日、2021年3月期に連結営業損益が5000億円の赤字になるとの見通しを維持すると発表した。ただ、GoToトラベルの効果で足元の状況が改善しているほか、コスト削減も進め「来期は黒字化したい」(赤石良治常務)とした。写真は東京駅、2016年2月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 28日 ロイター] - 東日本旅客鉄道(JR東)は28日、2021年3月期に連結営業損益が5000億円の赤字になるとの見通しを維持すると発表した。新型コロナウイルスの影響により、運輸事業を含めて全てのセグメントが影響を受けている。ただ、GoToトラベルの効果で足元の状況が改善しているほか、コスト削減も進め「来期は黒字化したい」(赤石良治常務)とした。

今回は業績見通しの上方修正には至らなかったものの、9月の4連休以降は「潮目が変わった」(赤石常務)としている。さらには、10月1日からのGoTo東京除外の解除も加わり「10月に入っても好調だ」という。

4―9月期の連結営業損益は2952億円の赤字(前年同期は2965億円の黒字)となった。ただ、9月16日に発表した3260億円の赤字予想に比べると、300億円程度上振れた格好だ。

東京除外の効果は含まれないものの、定期以外の鉄道輸送量や運輸収入は、4―6月期に比べて、7―9月期はマイナス幅が縮小している。

コスト削減は、今期1560億円を計画しており、来期に向けて、投資の見直しも進めていく。コロナ終息後も人の移動は元には戻らず、運輸収入は8割強止まりではないかとみており、できる限り固定費を削減していく方針だ。

20年4―9月期の売上高は7872億円(前期比48.2%減)で、9期ぶりの減収となった。また、営業損益、経常損益、純損益の全ての利益が初めて赤字となった。

21年3月期は、9月16日に開示した売上高1兆9300億円(前期比34.5%減)、営業損益5000億円の赤字(前期は3808億円の黒字)との見通しを据え置いた。リフィニティブがまとめたアナリスト12人の予想平均は3918億円の赤字だった。

清水律子

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