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為替こうみる:リスクオンでドル安、財務長官人事で一段の円高も=シティ 高島氏

[東京 6日 ロイター] -

<シティグループ証券チーフFXストラテジスト 高島修氏>

米大統領選挙の結果はまだ確定していないが、重要なことは上院を共和党、下院を民主党が制した可能性が高いことだ。大統領と議会とのねじれが解消する可能性が後退した。

事前の市場では、民主党が大統領、上下院選の全てを制し、トランプ政権時を上回る経済対策が実施されるとの期待が高まっていた。ところが、過度な財政刺激の可能性は後退、米金利が低下に転じたことも好感し、米株は反発色を強めてきた。

金利低下を伴う株高、それに伴うリスクオン環境の出現は、最もドル安が進みやすい。短期的にユーロは10月高値の1.18ドル台後半まで値を戻すかもしれない。よりリスク感応度の高い豪ドルは、9月の戻り高値0.74ドル台まで上昇余地があるのではないか。

ドル/円も全般的なドル安に押されるだろうが、リスクオン環境下の円高進行には限界があり、下値を切り下げるペースは遅々としたものになるだろう。テクニカル面も考慮すると、現在103.50─106円程度の取引レンジは、年末にかけて102.50─105円程度へ切り下がるのではないか。

今後、注意が必要なのは財務長官人事だ。ウォーレン上院議員なら、経済政策が左派化することへの警戒感からリスク資産が調整し、円高圧力がドル安圧力を上回る可能性がある。

米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は、財務省国際担当次官だった時、度々ドル高けん制を行っている。バイデン政権の通貨政策がドル安志向を強めれば、全般的なドル安が進行するとともに、それがリスクオン環境をさらに補強し一段のドル安を招く事態を警戒する必要もある。

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