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上海外為市場=元は28カ月ぶり高値、バイデン氏勝利を好感

[上海 9日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、ドル安の進行を背景に約28カ月ぶりの高値に上昇。米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利したことを受けて、市場のムードが改善している。

市場関係者は、バイデン政権の誕生で、外交・通商面で対中政策を巡る不透明感が低下するのではないかと指摘。過去2年間、元相場の重しになってきた貿易戦争が再開される公算は小さいとの見方を示している。

国内スポット市場の人民元は1ドル=6.5950元で取引を開始。一時2018年6月26日以来の高値となる6.57元まで値上がりした。

中盤のレートは6.5825元。前営業日終値比で254ポイントの元高となっている。

中国の国営メディアは9日の社説で、バイデン氏の勝利を受け、両国関係は予測可能性が高い状態まで回復する可能性があり、貿易が関係改善の手始めとなるだろうとの前向きな見解を伝えた。

OCBC銀行(シンガポール)の大中華圏リサーチ担当トップは「為替市場は米中貿易戦争のエスカレートに歯止めがかかるとの見方を織り込んだようだ」と指摘。

「元相場の短期的な見通しは、海外市場のリスク選好度やドル全般の値動きに左右されるかもしれない。ただ、米国の分断は根深く、これは中国にとって良いこととは言えない。共通の敵をつくることで国の団結を訴えるリスクが高まっている」と述べた。

複数のトレーダーは、一段の上値追いには慎重な姿勢を示している。

国内銀行のあるトレーダーは、バイデン政権の政策が明らかになるまで様子見に回る市場関係者が多いと指摘。

国内銀行の別のトレーダーは、中国当局がこうした急激な元高を容認しない可能性があり、市場に警戒感が出ているとの見方を示した。

中国人民銀行(中央銀行)は、この日の基準値(中間値)を28カ月ぶりの元高水準となる1ドル=6.6123元に設定。前営業日基準値は6.6290元だった。

中盤のオフショア人民元は6.5703元。

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