[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 16時44分 99*08.50 1.6562% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 99*03.00 1.6640% 値 10年債(指標銘 16時42分 99*18.50 0.9196% <US10YT=RR 柄) > 前営業日終 99*18.00 0.9210% 値 5年債(指標銘 16時40分 100*01.00 0.3686% 柄) 前営業日終 100*00.00 0.3750% 値 2年債(指標銘 15時23分 100*00.38 0.1190% 柄) 前営業日終 100*00.13 0.1230% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物12 171*31.00 171*29.00 月限 Tノート先物12 138*10.50 138*09.50 月限 米金融・債券市場では、イールドカーブ(利回り曲線)がややスティープ化した。米 連邦準備理事会(FRB)が米経済の回復に著しい進展が見られるまで現行の国債購入プ ログラムを維持する方針を示したことを受けた。 FRBは15─16日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファ ンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くと全会一致で決定。国債購入プ ログラムについて「最大雇用と物価安定の目標達成に向けてさらに著しい進展が見られる まで」継続するとした。 指標10年債利回り は0.4ベーシスポイント(bp)上昇の0.92 5%。30年債利回り は0.2bp上昇の1.666%となった。これによ りイールドカーブがスティープ化し、2年債と10年債の金利差は80. 2bpと1.3bp拡大。5年債と30年債の金利差も129.5bpと 1bp拡大した。 シュワブ金融調査センターの債券ストラテジスト、コリン・マーティン氏はFOMC について「非常につまらない内容だった。ただ、FRBがこれ以上のことを行う必要性を 感じていなかったので、さほど驚きではない」と述べた。 10年債と30年債の利回りは3月に付けた過去最低水準からそれぞれ約60bp、 約100bp上昇している。そのため、FOMC前には購入資産の年限長期化を予想する 向きもあった。 FRBが国債購入プログラムに関する変更を発表しなかったことはおおむね市場予想 通りだが、イールドカーブの緩やかなスティープ化は、年限長期化を見込んでいた投資家 がポジションを一部解消したことを示唆する。 マーティン氏は「年限長期化に関する明確なガイダンスがなかったことで利回りは3 ─4bp上昇したが、朝方の水準に戻った」と指摘。「長期債への買いが続かず、長期債 利回りは小幅に上昇したが、全体的に見れば一時的な動きだった」と述べた。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 8.25 0.25 U.S. 3-year dollar swap spread 6.75 0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 6.50 0.25 U.S. 10-year dollar swap spread -0.25 -0.50 U.S. 30-year dollar swap spread -27.25 0.25 (い)
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